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オーガポンいしずえのめんexの回し方と勝ち筋を完全解説|特性ロックで環境デッキを詰ませる戦術


目次

このデッキが「刺さる」という感覚

ポケカで長く遊んでいると、時おりこういう場面に出くわす。相手が満を持してリザードンexを進化させ、れんごくしはいで炎エネルギーを3枚乗せ、バーニングダークを宣言する。ところがダメージは0。相手の顔がすっと固まる瞬間がある。

それが、オーガポンいしずえのめんexを使ったときの醍醐味だ。

リザードンexはもちろん、ピジョットex、かがやくリザードン、なんならリザードまで、デッキを構成するほぼ全てのポケモンからダメージを受けない。特性を持つポケモンが環境の主役を担っている現在のポケカにおいて、この特性の刺さり方は尋常ではない。

ただ、このデッキには落とし穴がある。刺さるデッキには圧倒的に強い一方、刺さらない相手には途端に手詰まりになる。そのギャップを理解して使わないと、勝てるはずの試合を落とし、勝てない試合で無駄に足掻くことになる。

今回は、岩オーガポンとも呼ばれるいしずえのめんexの動かし方を、特性の仕組みから対面ごとの判断まで丁寧に解説していく。


特性いしずえのかまえの本当の強さ

防ぐものと防げないものを正確に把握する

特性「いしずえのかまえ」は、このポケモンが相手の特性を持つポケモンからワザのダメージを受けないというシンプルな効果だ。

シンプルではあるが、その影響範囲が広い。現在の環境では特性を持っている強力なポケモンが多く存在する。リザードンex、サーフゴーex、パオジアンexなど、アタッカーが特性を持っていることが多く、いしずえのかまえで詰ませられる場面が頻繁に発生する。

一方、防げないものもある。特性「いしずえのかまえ」はダメカンをのせるなど技の効果は防げないので注意が必要だ。ダメカンをばら撒くタイプの攻撃は通ってしまう。この点を誤解したまま使うと、想定外のダメージを受けて崩れる。

また、テラスタルポケモンに分類されており、ベンチにいる時にダメージを受けないのが特徴でもある。ただしダメカンをのせる効果は受けるので、そこは気をつける必要がある。

相手のデッキを早期に見極める判断力が必要

相手のデッキが特性を持つポケモンで戦うデッキかを、早い段階で判断する必要がある。特性を持つポケモンが軸のデッキであれば、オーガポンいしずえのめんexをたくさん場に出して戦う。それ以外のデッキの場合はエネルギーやグッズをトラッシュし、妨害することで攻撃されづらくする。

この判断を1ターン目から始めることが、このデッキのプレイングで最も問われる部分だ。相手のスタートポケモンや最初のサポート、手札からベンチに出したポケモンを見て、特性持ちアタッカーが主体かどうかを読む。


ワザぶちやぶるの特徴と使い方

140ダメージの扱い方

ワザ「ぶちやぶる」は闘エネ1つ・無色エネ2つで撃てるワザで、140ダメージを与える。効果がちょっと特殊で、このワザのダメージは弱点・抵抗力と、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。

140というダメージは、今の環境ではexポケモンをワンパンできない数字だ。ポケモンV、exは1発では倒せないので火力不足感は否めない。技を打った次の番に相手は逃して他のポケモンを出してくるだろうから、ボスの指令などを事前に準備して確実に取れるような手札にしておく必要がある。

ボスの指令やカウンターキャッチャーで相手のダメージが入ったポケモンを呼び出し、2パンで仕留めるのが基本的な流れになる。

ダメージ軽減を無視できる点が刺さる場面

ぶちやぶるはVガードエネルギーやミストエネルギーといった軽減効果を無視して140ダメージを通す。耐久構成の相手に対して、計算通りのダメージを出し続けられるのは地味だが確実な強みだ。


ターン別の動き方

1ターン目の優先事項

1ターン目はミミッキュとオーガポンいしずえのめんexを場に出し、どちらかにエネルギーを貼って、2ターン目にワザが使える準備を整えるのが基本的な流れだ。

単体で使う構築の場合、まずいしずえのめんexをバトル場かベンチに置き、コライドンexなどのエネルギー加速役も並べておく。1ターン目にどれだけ用意できているかが鍵になるので、1ターン目からイキリンコexやサポート「ゼイユ」を使用してデッキを回していく。

相手のスタートポケモンや初動をこの段階で観察し、特性持ちアタッカーが多いデッキかどうかを判断し始める。

2ターン目からぶちやぶるを撃ち続ける

2ターン目はアタッカーでワザの使用を目指す。コライドンexの特性ディノクライなどでエネルギーを供給し、いしずえのめんexをバトル場に立てる。

相手が特性持ちアタッカーで攻めてくる構成であれば、こちらのいしずえのめんexへのダメージは0になる。その間に2パン分のダメージを少しずつ積み上げながら、ボスの指令でサイドを取りに行く。

3ターン目以降の選択肢

3ターン目以降は常にワザを使い、妨害カードで相手の動きを抑制して勝利を目指す。相手がいしずえのめんexを突破できないと分かった段階で、特性を持たないポケモンだけを呼び出してサイドを取り続ける詰め筋に入る。

もし相手のデッキが特性持ちのポケモン主体だったら、こちらの場をいしずえのめんexのみにして特性がないポケモンを呼び出して倒し続ければ、相手の勝ち筋を全てなくして勝ち切ることができる。


ミミッキュと組み合わせる構築の強み

2種の特性ロックで守備範囲を広げる

ミミッキュの特性「しんぴのまもり」とオーガポンexの特性「いしずえのかまえ」を使い分けて相手の攻撃のシャットアウトを目指すデッキタイプが存在する。

ミミッキュはポケモンVやexからのダメージを受けず、いしずえのめんexは特性持ちのポケモンからのダメージを受けない。守備範囲が異なる2枚を状況で使い分けることで、単体では詰められる対面も別のポケモンでカバーできる。

相手の状況に応じて、ゴーストアイとぶちやぶるのどちらを優先するかを判断し、3ターン目以降は退化プランを採用するか、スタジアム「ロストシティ」を使って非exポケモンをロストゾーンに送り、相手のリソースを削るかを決める。

デラックスボムで火力の低さを補う

ワザの火力が低いこのデッキにおいて、追加のダメージソースとしてデラックスボムは非常に役立つ。ミミッキュといしずえのめんexは相手にとってダメージを与えにくく、もし相手がダメージを与えたとしても、デラックスボムによって手痛いカウンターが可能だ。相手の非exポケモンがワザを使った場合、ダメカンを12個のせるため、気絶を狙うことも十分に狙える。


苦手な対面と突破される可能性

特性を持たないポケモンが主軸のデッキ

これがこのデッキ最大の課題だ。相手のメインアタッカーが特性を持っていなければ、いしずえのかまえは機能しない。ぶちやぶるの140ダメージだけで2パン以上かけて仕留めることになり、サイドレースで不利になりやすい。

タケルライコexデッキに採用されているいしずえのめんexにはお手上げで、特性とワザの効果によって逆に完封されてしまう。出されたら運が悪かったと割り切ることになる場面もある。

この対面には、サブアタッカーをあらかじめ採用して対応することが現実的な解だ。タケルライコexデッキにはリキキリンexで応戦する。特性「テイルアーマー」でタケルライコexからの攻撃を無効化するため、いしずえのめんexと同様に相手を完封できる構築が採られることがある。

キャンセルコロンへの対策

特性を一時的に消すキャンセルコロンを使われると、いしずえのかまえが1ターン無効になる。そのターンに一撃で倒されるダメージラインに達していると、いしずえのめんexが落とされる。

現在特性を永続的に止めるスタジアムはないので活躍しやすい環境といえる。強いていえばキャンセルコロンが挙げられるが、デッキに1枚採用していればいい方なカードなので、バトル場とベンチをいしずえのめんexのみにしてしまえば相手を詰ませることもできる。

複数体場に出しておくことで、1体がキャンセルコロンで突破されても次の体を出し直せる状況を作ることが対策になる。


出張カードとしての使い方

タケルライコexとの組み合わせ

タケルライコex型は環境の中でもトップシェアのデッキで、オーガポンexの特性「みどりのまい」でベンチポケモンにエネルギーをつけて、タケルライコexのワザ「きょくらいごう」で相手ポケモンのワンパンを狙う。後攻1ターン目から280ダメージを出すことができるので、HP220のミライドンexやトドロクツキexなど、環境に多いポケモンexをいきなりきぜつさせることが可能だ。

こちらはいしずえのめんexではなくみどりのめんexの話だが、オーガポン4種をどの用途で使うかを整理しておくことが構築の出発点になる。

デッキの主軸にするか出張にするかの選び方

オーガポンexは一つのアーキタイプではなく、各デッキに出張するカードとして使用されることが多い。いしずえのめんexをメインに据えるかサブに添えるかは、環境に特性持ちアタッカーがどれだけ多いかで変わる。

特性を持つアタッカーが環境の8割を占めているなら、いしずえのめんexをメインに据えた構築の勝率は上がる。逆に非ルールや特性なしのアタッカーが増えてきた環境では、出張1〜2枚に留めてサブとして活用する方が柔軟に戦える。


失敗談:刺さらない相手に無理やり戦い続けた試合

ジムバトルで、このデッキを使い始めた頃の話だ。

相手はいわゆるコントロール系の構築で、アタッカーがほぼ特性を持っていなかった。それでもいしずえのめんexをバトル場に置き続け、ぶちやぶるを打ち続けた。2パンで倒せないわけではないが、こちらが2回攻撃する間に相手は着実にリソースを削ってきた。

あのゲームで選ぶべきだったのは、早々にサブアタッカーに切り替えることだった。でも「いしずえのかまえが機能していなくてもぶちやぶるは通る」という謎の粘りで居座り続けた結果、エネルギーの消費だけが積み上がって手詰まりになった。

このデッキが機能する対面と機能しない対面を見分ける判断を、1ターン目に済ませておく必要がある。その判断が遅れるほど、立て直しが難しくなる。


成功体験:リザードン対面で完封した試合

逆にはまった試合もある。

相手のリザードンexがれんごくしはいで炎エネルギーを乗せ、バーニングダークを宣言した瞬間、ダメージが0になった。相手がもう一度同じポケモンを前に出してきたが、結果は同じ。ピジョットexのマッハサーチも、かがやくリザードンの特性も、一切いしずえのめんexに届かない状態が続いた。

難しいことを考えずにぶちやぶるを連打しているだけで勝てるという表現がある。リザードン対面はまさにそれで、あの試合は思考のコストが驚くほど低かった。

ただ、だからこそ相手の構築を読む初動の判断が大事だとも感じた。この対面だと確信を持って動き始めた瞬間から、プレイが格段に楽になる。そのスイッチを切り替えるタイミングが、このデッキのプレイング全体の質を左右する。


構築時に意識すべきポイント

非特性ポケモン対策を必ず入れる

活躍しているポケモンの多くが特性を持っているので流行りのデッキと相性がいいポケモンだが、特性を持たないポケモンと相性の悪いデッキになってしまうので、それらのポケモンを対策するカードを多く採用する必要がある。

サブアタッカーの採用は必須と考えていい。どのサブアタッカーを選ぶかは構築の方向性によるが、少なくとも1〜2枚は非特性アタッカーへの回答を用意しておく。

いしずえのめんexを複数体用意する

サイドをたくさんとることより、オーガポンいしずえのめんexを倒すことのできるポケモンにダメージを与えることを優先するのが相手目線の対策になるため、メインアタッカーが狙われた場合のケアとして複数体展開できる状態を作っておく。

1体しかいない状況でキャンセルコロンや特性なしポケモンで突破されると、立て直しが間に合わないことがある。

ドロー手段の確保

このデッキはたねポケモン中心の構成になりやすく、手札が細くなりやすい。ビーダルのかくしふだやイキリンコexのイキリテイクなど、序盤の手札補充手段を複数確保しておくことで、初動の安定感が変わる。

かがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」と相性がよく、山札の上に置いた好きなカード2枚をすぐに手札に加えたり、相手のナンジャモに備えて番の終わり際に山札の上に好きなカードをのせて番を返したりと様々な役割を担ってくれるため、採用する価値がある。


このデッキで勝つために最終的に意識すること

いしずえのめんexは、強さの方向が非常に偏ったポケモンだ。刺さる相手には圧倒的に強く、刺さらない相手にはぶちやぶるの140ダメージだけで戦わなければならない。

この偏りをそのまま弱点として諦めるか、サブアタッカーや妨害ギミックで補うかで、デッキの完成度がまったく変わる。環境に特性持ちアタッカーが多ければ多いほど、このデッキを選ぶ価値が上がる。環境を読んで握るタイミングを選べるなら、それだけで勝率に直結する選択になる。

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この記事を書いた人

「トレカを始めたいけど、どれが自分に合うのか分からない」という初心者・大人世代のための比較ガイドです。
ポケモンカード、ワンピースカード、マジック:ザ・ギャザリングなど、主要なトレカのルール難易度、初期費用、将来性を50歳の運営者がフラットに徹底比較。
カードゲームの基本用語から、親子や同世代で楽しむためのコミュニティの探し方、資産価値としてのカードの守り方まで。
第二の人生を豊かにする「大人の知的ホビー」としてのトレカ選びをサポートします。

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