MENU

ピジョットexデッキの回し方と使いこなし術を徹底解説|マッハサーチで盤面を支配する方法


目次

好きなカードが毎ターン取れるという異常な特権

カードゲームで一番気持ちいい瞬間はどこかと聞かれたら、自分はためらわずこう答える。「欲しいカードが欲しいタイミングで手に来たとき」だと。

ポケカをやっていると、この感覚は意外と稀だ。サポートを引かないターン、エネルギーが被るターン、倒したいポケモンを呼ぶカードが見つからないターン——こういうストレスはどんなデッキでも起きる。

ピジョットexの特性マッハサーチは、そのストレスをほぼ消し去る。

特性マッハサーチにより、番に1回、山札の好きなカードを1枚持ってこられる。カードの種類は問わないので、サーチしづらい特殊エネルギーやグッズ・ポケモンのどうぐにもアクセスできる点で汎用性がきわめて高い。「あとこれさえ持ってこられたら盤面解決するのになあ」という展開を、ピジョットexがいるだけで助けてくれる。

終盤のボスの指令も、ナンジャモも、こだわりベルトも、ピン挿しのメタカードでさえ、必要なときに手が届く。そういうデッキを動かしている感覚は、他にはない。


ピジョットexの役割を正確に理解する

単体デッキより「出張パーツ」として輝く

ポケカのスタンダードにおけるピジョットexは、それ自体がメインアタッカーになるデッキより、別のアタッカーを支える「ドローエンジン」として各デッキに組み込まれる使われ方が主流だ。

特性マッハサーチを毎ターン使用したいので、ピジョットexではなるべく攻撃せず、ベンチに置いて倒されないようにする。ただし、バトル場のポケモンが倒されて次に出すポケモンの準備ができていない場合はピジョットexをバトル場に出し、特性マッハサーチで必要なカードをサーチして次のポケモンの準備ができたらベンチに逃げるという使い方がある。

逃げるためのエネルギーが0なのも、この動きと噛み合っている。バトル場に出しても入れ替えコストがかからないため、一時しのぎとして前に出しながらサーチして、そのままベンチに下がれる。

ピン挿し採用が成立する構造的な理由

ピン挿し採用のメタカードをデッキに入れやすくもなるのが、このカードの隠れた強みだ。

通常のデッキでは1枚しか入れていないカードは「引けなかった場合」のリスクが高い。でも、マッハサーチがあれば「必要なタイミングで1枚持ってくる」という運用が成立する。ナンジャモ1枚、ボスの指令1枚、まけんきハチマキ1枚でも、ピジョットexが場にいる限りアクセスできる。

この構造のおかげで、デッキの枠に余裕が生まれる。浮いた枠に別のカードを入れられるため、デッキ全体の自由度が上がる。


ポッポを1ターン目に置くことの意味

特性マッハサーチをすぐに使用したいので、進化前のポッポを1ターン目から置いておく。その時、倒されないように、ベンチに出しておこう。

これは当たり前に見えて、実際のゲームでは判断がぶれやすい箇所だ。1ターン目に手札の選択肢が限られていると、ポッポを置くことより目の前の盤面を整えることを優先して、結果的にピジョットexが2ターン目以降に立てられなくなる。

ポッポをベンチに置くことを最優先の行動として意識しておく。そこがずれると、マッハサーチが動き出すまでにゲームが進んでしまう。

ふしぎなアメを使うか、着々と育てるか

2進化デッキにつきまとう問題として「どう進化させるか」がある。

ピジョットexを急ぎで立たせるためにふしぎなアメが必要なのか、安定性のためにポッポ→ピジョン→ピジョットと着々と育てるルートもありだと感じているという見方がある。

ふしぎなアメは確かに速いが、引けなかった場合のリスクがある。一方で通常進化ルートは1ターン余分にかかるが、再現性は高い。どちらを選ぶかは構築の方向性によるが、リザードンexなど別の2進化ポケモンとふしぎなアメを共有できる場合は採用しやすい。

序盤に森の封印石から加えてピジョットexを進化させると、ふしぎなアメとピジョットの2枚分の役割を1枚でこなすことができるため、ACE SPECの選択肢としても注目される。


リザードンexとの組み合わせ「ピジョリザ」の動かし方

この組み合わせが成立する理由

リザードンexデッキにピジョットexが加わった構築は、リザードンexの「サイドを取られるほど強くなる」という逆転型の性質と、マッハサーチの「毎ターン必要なカードを確実に供給する」という安定性が、非常によく噛み合っている。

ピジョットexの進化さえできれば、特性マッハサーチで好きなカードを持ってこられることで、デッキパワーを余すことなく発揮できるようになっている。序盤は動きが遅くてもマッハサーチが機能し始めると手の届かなかったカードが全部手に来る感覚になる。

マッハサーチとさかてにとるを巧みに使いこなして、強い盤面を作っていくという表現が、この組み合わせの戦い方をよく表している。引きにいくのではなく、必要なものを取りにいく感覚でプレイが変わる。

1ターン目の優先事項

先攻では、場にポケモンを増やしたいため、ネストボールなどのポケモンを引くカードを加える。後攻の場合はポッポのワザなかまをよぶでポケモンを出せるため、ポケモンいれかえなどのバトル場とベンチを入れ替えるカードを手札に加えたい。

後攻を引いたとき、ポッポのなかまをよぶが使えるかどうかで1ターン目の動きが大きく変わる。あの技はポッポをベンチに並べながら盤面を広げる手段になるため、バトル場にポッポを置けた場合は積極的に使いたい。

ピジョットexをデヴォリューションから守る

ミストエネルギーの採用がある場合はピジョットexにつける。ピジョットexにデヴォリューションが効かなくなることで盤面が崩れにくい。

進化が一気に戻されると、次のターンにマッハサーチを使えなくなるだけでなく、ポッポやピジョンが前に出てきて攻撃を受けるリスクまで生まれる。ミストエネルギーをあらかじめ貼っておくことで、この崩れ方を防げる。


グッズロックという最大の弱点

これについては正直に書いておく必要がある。

ピジョットexを採用するデッキ最大の弱点は、グッズロックだ。スボミーなどの効果でグッズを使えなくなると、ふしぎなアメが使えず進化が完全に止まる。ピジョットexへの進化ルートが詰められた状態でゲームが進むと、マッハサーチなしで戦わなければならなくなる。

グッズロックに弱い。相手がグッズロックを解除するまで何もできない、なんてことはザラにある。

対策としては、通常進化ルートを確保してふしぎなアメへの依存を減らすこと。ポッポからピジョン、ピジョンからピジョットexと着々と進化できるラインをデッキに組んでおけば、グッズが使えない状況でも時間をかけながら進化できる。完全な対策にはならないが、即死を避ける意味がある。


実際に使って気づいたプレイングの細部

ピジョットexを最初に入れたとき、正直なところ「これが入るだけでそんなに変わるか?」と半信半疑だった。でも実際にゲームを重ねると、その価値が手の感覚としてわかってくる。

特に感じたのは「1枚目のナンジャモを打つタイミング」の精度だ。マッハサーチがない状態だと、手にナンジャモが来たタイミングで使うしかない。でも、マッハサーチがあると「今使うべきか、あと1ターン待つべきか」を自分で決められる。相手の手札が少なくなったタイミングで取り出す、相手がサポートを使った直後に畳みかける——こういう判断ができるようになると、手札干渉の精度がぐっと上がった。

逆に失敗した経験もある。ピジョットexをあまりにも守りすぎて、盤面が崩れたときにバトル場に出すのを躊躇い続けたことがあった。ピジョットexはバトル場に出ても逃げエネ0で下がれるのだから、前に出してマッハサーチを使いながら時間を稼ぐ動きを早く実践すればよかった。

特性マッハサーチをすぐに使用したいので、ベンチに置いて倒されないようにする。ただし、バトル場のポケモンが倒されて次に出すポケモンの準備ができていない場合はピジョットexをバトル場に出そうという考え方は、こういう失敗の後にようやく体に染みついた。


マッハサーチで取るカードの優先順位

ピジョットexを立てた後、毎ターン「何を取るか」の判断が発生する。この判断の質がゲームの結果を左右する。

序盤、盤面がまだ揃っていない段階では、次の進化に必要なカードやエネルギーを取ることが優先される。ふしぎなアメを取る、ロトムVをバトル場に出すためのいれかえカードを取る、ヒトカゲを追加でベンチに置くためのネストボールを取る——この辺りが序盤の典型的な動きになる。

中盤以降、盤面が整ってからは攻めのカードに切り替える。終盤で試合を決めるボスの指令だったり、相手の手札を流したい時のナンジャモだったり、ワンパン圏内に落とし込めるまけんきハチマキやこだわりベルトだったり、要求するカードが具体的になってくる。

このフェーズの切り替えを意識しておくと、何も考えずにドローソースばかり取り続けるという無駄がなくなる。


ピジョットexを長く生かし続けるための考え方

場に立てたピジョットexをいかに守るかは、このカードを採用する上で常についてまわる課題だ。

いくつかの方法がある。まずベンチに置き続けることで前に引きずり出されないようにする。相手がバトル場以外に干渉するカードを使ってきた場合に備えて、ベンチの構成を考えておく。ルチャブルのフライングエントリーなど、ベンチに直接ダメカンを乗せてくる動きにはマナフィが有効になる場面もある。

また、ミストエネルギーをピジョットexにつけることで、デヴォリューションが効かなくなり盤面が崩れにくくなるのは、ピジョットexを長く運用するための保険として覚えておきたい。


ピジョットexが向いているデッキと向いていないデッキ

すべてのデッキに入れればいいわけではない。

ピジョットexが力を発揮するのは「中速以上のデッキで、特定のカードを特定のタイミングに引き込む精度が勝敗を分ける構築」だ。リザードンexのようなカウンター型、サーナイトexのようなリソース管理型、多彩な対応が求められるデッキほど、マッハサーチの恩恵が大きくなる。

逆に「毎ターン同じ動きを繰り返す」シンプルなデッキや、展開速度がすべてを決める超速攻型のデッキには、2進化の準備コストが重荷になることもある。ポッポを1ターン目に置いて2〜3ターンかけて育てるコストを払う価値があるかどうかを、デッキ構築の段階で考えておく必要がある。

ピジョットexが機能し始めた瞬間のゲームは、手の届く範囲が別物になる。欲しいカードが毎ターン手に来る状態で戦うのと、引いたカードで何とかしようとするのとでは、試合を通じた判断の確かさがまるで違う。その差を一度体感してしまうと、なかなか抜け出せなくなる。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「トレカを始めたいけど、どれが自分に合うのか分からない」という初心者・大人世代のための比較ガイドです。
ポケモンカード、ワンピースカード、マジック:ザ・ギャザリングなど、主要なトレカのルール難易度、初期費用、将来性を50歳の運営者がフラットに徹底比較。
カードゲームの基本用語から、親子や同世代で楽しむためのコミュニティの探し方、資産価値としてのカードの守り方まで。
第二の人生を豊かにする「大人の知的ホビー」としてのトレカ選びをサポートします。

コメント

コメントする

目次