MENU

サーナイトex初心者向け改造案|サイコエンブレイスを安定させるためのカード優先順位

サーナイトexデッキを初めて手にしたとき、「これほど判断の分岐が多いデッキは他にないな」と感じた。サイコエンブレイスでエネルギーを供給するタイミング、フワンテにどれだけダメカンを乗せるか、フォトゥー博士のシナリオで逃がすかどうか——毎ターン選択肢がある。その分、改造も「どこを強化するか」が複数あって悩む。ただ、20年以上ポケカをやってきた経験から言うと、初心者が最初に強化すべきポイントは実はかなり絞られている。

目次

サーナイトexデッキの骨格を先に確認する

サーナイトexの特性「サイコエンブレイス」は強力で、トラッシュにある基本エネルギーを自分の場のポケモンに好きなようにつけることができる。主に非エク(ルールを持たないポケモン)をアタッカーにして戦っていく。

レギュレーション変更によって特性「リファイン」を持つキルリアが使えなくなり、超エネルギーをトラッシュに送る方法や山札を引き進める方法が以前と大きく変わった。大前提として、リファインのキルリアがいなくなったことでデッキの安定感が常に課題となっている。

リファインのキルリアが使えなくなった現状、デッキを安定させるための別のドロー・エネルギートラッシュ手段を補充することが改造の最初の課題になる。ここを理解した上で改造案を考えていく。

最優先の改造——進化ラインを4-3-3以上に揃える

サーナイトexデッキで最も頻繁に起きる「負け筋」のひとつが「サーナイトexが立たないまま試合が終わる」という展開だ。

ラルトス4枚、キルリア3枚、サーナイトex3枚という最低ラインを確保してほしい。ラルトスが4枚ないと初手の展開が不安定になり、キルリアが2枚以下だと進化の選択肢が狭まる。サーナイトex3枚は複数体立てる前提で必要な枚数だ。

キルリアはドロー手段として特性を持つ新しいラインが登場している場合があるため、最新の採用カードを確認しながら選ぶことを勧めたい。

なかよしポフィンとネストボール——序盤の展開速度を上げる

なかよしポフィンはHP70以下のたねポケモンを2体まで同時にベンチに出せるグッズで、ラルトスとクレッフィやハバタクカミをまとめて展開できる。1枚で2体の動きを補えるため、デッキのグッズ枠効率が大きく改善する。

序盤はクレッフィやハバタクカミが戦い、最後にフワンテやサケブシッポが戦うという流れになる。

序盤の壁役として使うクレッフィとハバタクカミも、なかよしポフィンの対象になる場合がある。2体まとめて展開することで、1ターン目の盤面が格段に広がる。これが手頃に入手できるカードである点も改造の最初の一手として適している。

ふしぎなアメ——2進化を最短ルートで完成させる

ラルトスからサーナイトexへの2段階進化を毎ターン安定させるために、ふしぎなアメは外せない。

ふしぎなアメはたね以外から2段階進化のポケモンに、1進化を飛ばして進化できるグッズだ。キルリアを経由せず、ラルトスから直接サーナイトexに進化できる。4枚採用が基本で、これが少ないと「キルリアは手元にあるけどサーナイトexに進化させるふしぎなアメがない」という手詰まりが頻繁に起きる。

あるジムバトルで3枚構成で出た試合、序盤にふしぎなアメを2枚使い切ってしまって3体目のサーナイトexが立てられなかった。2体のサーナイトexが倒されてサイコエンブレイスを使えるポケモンが消えた時点で詰んだ。帰り道に4枚目を補充することを即決した。

かがやくゲッコウガ——エネルギーをトラッシュに送りながらドローする

かがやくゲッコウガを入れたスタンダード型デッキが存在する。かがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」でトラッシュの超エネルギーを増やしながら手札も増やすことができる。

リファインのキルリアが使えなくなった後、サイコエンブレイスのために超エネルギーをトラッシュに送る手段が限られた。かがやくゲッコウガのかくしふだは手札のエネルギーをトラッシュしながら2枚ドローできるため、この問題を一手で解決できる。

ドローしながらトラッシュを積み上げる、という二役がこのデッキにとって非常に価値が高い。かがやくポケモンなので1枚しか入れられない制約はあるが、それでも採用する意義は大きい。

勇気のお守り——フワンテの爆発力を底上げする核心カード

フワンテに「勇気のおまもり」を持たせ、特性「サイコエンブレイス」を限界まで使用した場合、HP120に対して5回発動が可能となる。この特性は発動ごとにダメカンが2個乗るため、合計で10個のダメカンが蓄積され、ワザ「バルーンボム」の威力は300ダメージに達する。

フワンテのバルーンボムは「このポケモンについているダメカンの数×30ダメージ」という仕組みで、HP60のフワンテにダメカンを10個乗せると300ダメージになる計算だ。しかし通常HP60では5回サイコエンブレイスを使う前にきぜつするため、勇気のお守りでHPを120に上げてはじめてその計算が成立する。

この組み合わせを初めて知ったとき「なんて歪んだ設計だ」と思った。ダメカンを乗せることがデメリットであるはずの特性が、フワンテにとってだけ純粋なメリットになる。このカードを入れるか入れないかで、デッキの最大打点が300に届くかどうかが変わる。勇気のお守りは比較的手頃に入手できることも多く、初期改造として優先度が高い。

フォトゥー博士のシナリオ——サーナイトexの使い回しが逆転の鍵

サーナイトexは倒されると2枚のサイドを取られる。これを繰り返されると試合のペースを握りにくくなる。フォトゥー博士のシナリオは自分のポケモンを手元に戻せるサポートで、ダメカンが積み上がったサーナイトexを回収してサイドを取らせない動きが可能になる。

手元に戻ったサーナイトexを再度ベンチに出して、またサイコエンブレイスで供給を継続する。この使い回しが連続すると「なぜかサイドが取れない」という相手の困惑がデッキの安定した逃げ切りを生む。2枚程度の採用から試してほしい。

サケブシッポ——ベンチ狙撃でシステムポケモンを狙う

サケブシッポはベンチ狙撃要員で、妙案が浮かばない場合、相手のベンチにいる「山札を引く特性」を持つポケモンや1進化ポケモンを優先して狙っておけば、とりあえず間違いはない。ワザ「ほえさけぶ」は、勇気のお守りなしのサケブシッポ単体でも160ダメージを出せる。このダメージはイキリンコexを倒すことができるため、サイドの有利トレードを生み出しやすい。

サケブシッポのほえさけぶはサイコエンブレイスで超エネルギーを積めば高火力になり、しかも相手のベンチポケモンを直接狙える。相手のシステムポケモン——ビーダルやゲノセクトVなど——をベンチで倒すことで、相手の手札補充手段を断ちながらサイドを取れる。

勇気のお守りを先にフワンテに回してしまうと、サケブシッポ側に道具が回らないことがある。どちらに優先してつけるかは試合の状況次第で変わるため、2枚以上採用して使い分けられるようにしておくといい。

クレセリア——ドラパルトex対面の生命線

ドラパルトexの対策カードである「クレセリア」が入っているデッキレシピがある。クレセリアの「ムーンライトリバース」は自分のポケモンにのっているダメカンをそれぞれ2個ずつ選び、相手のポケモン1匹にのせ替える。

ドラパルトexのファントムダイブでベンチ全員にダメカンが乗ると、サイコエンブレイスで更に積み上がって盤面のポケモンが次々ときぜつしていく。クレセリアのムーンライトリバースは場のポケモンのダメカンを2個ずつ相手に押し付けられるため、ドラパルトexとの対面でダメカン管理を逆転させられる。

ただしクレセリアはプロモカードとして配布された経緯があり、入手難度が時期によって変動することがある。手元にある場合は1〜2枚採用を試してほしい。

マシマシラ——アドレナブレインでフワンテの火力を確実にする

マシマシラはサイコエンブレイスのデメリットをメリットに変えることができるとても優秀な特性「アドレナブレイン」を持っている。特性を使うには悪エネルギーをつける必要があるが、攻撃に必要な超エネルギーはサーナイトexが供給してくれる。

アドレナブレインは自分のポケモンに乗っているダメカンを相手のポケモンに移動させる効果で、フワンテのHPからダメカンを相手に押し付けながら攻撃に使うことができる。フワンテを「壊れないように使い続ける」ためのサポートとして機能する。

ただし悪エネルギーのつけ方が少し複雑で、初心者のうちは「フワンテ+勇気のお守り」の組み合わせを先に身につけてから、余裕が出たらマシマシラを追加するという順番がわかりやすい。

初心者が陥りやすい改造の失敗パターン

サーナイトexばかりを増やしてアタッカーが弱くなる

サイコエンブレイスを多く使おうとしてサーナイトexを4枚採用するのは一見合理的に見えるが、アタッカーとして動くフワンテやサケブシッポの枚数が減ると後半に出せるアタッカーがいなくなる。サーナイトexはあくまで「エネルギーを供給するシステム」であり、実際に攻撃するのは非ルールポケモンたちだという役割分担を忘れないようにしたい。

ダメカンを乗せすぎてサーナイトexがきぜつする

サイコエンブレイスを毎ターン使い続けると、サーナイトexに2個ずつダメカンが積み上がっていく。気づいたらHP280のサーナイトexにダメカンが14個乗っていて、あと少しで倒れるという状況になっていた経験がある。フォトゥー博士のシナリオで回収するタイミングを計算しながら、「何回サイコエンブレイスを使えるか」を毎ターン意識することが上達への近道だ。

段階別の改造優先順位

最初に揃えるべきカードはラルトス4・キルリア3・サーナイトex3のライン完備、ふしぎなアメ4枚、なかよしポフィン複数枚、かがやくゲッコウガ1枚だ。これで基本の動きが安定してくる。

次の段階として勇気のお守りを2〜3枚、フォトゥー博士のシナリオ2枚、サケブシッポのライン——これが揃うとジムバトルで安定した勝ちを拾えるようになる。

クレセリアとマシマシラはその後で検討する対策寄りのカードで、対面次第で大きく価値が変わる。環境によって判断してほしい。

判断する要素が非常に多く、難易度も高いデッキだが、その分使いこなしたときの達成感は格別だ。

サーナイトexデッキは「どのポケモンにサイコエンブレイスを何回使うか」「フォトゥーで逃がすタイミング」「誰を先に倒すか」という判断を毎ターン下し続けるデッキで、使うほど自分の成長を感じられる。改造によって安定感が増すほど、その判断を楽しむ余裕が生まれる。初心者がこのデッキを選ぶこと自体、良い選択だと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「トレカを始めたいけど、どれが自分に合うのか分からない」という初心者・大人世代のための比較ガイドです。
ポケモンカード、ワンピースカード、マジック:ザ・ギャザリングなど、主要なトレカのルール難易度、初期費用、将来性を50歳の運営者がフラットに徹底比較。
カードゲームの基本用語から、親子や同世代で楽しむためのコミュニティの探し方、資産価値としてのカードの守り方まで。
第二の人生を豊かにする「大人の知的ホビー」としてのトレカ選びをサポートします。

コメント

コメントする

目次