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ミュウVMAX初心者向け改造案|低コストから始めてシティリーグで戦えるデッキに育てるまで

ミュウVMAXのハイクラスデッキを買ってそのまま大会に出て、最初の3試合で全敗した経験がある。デッキ自体の動きは悪くないのに、どこか噛み合わない。相手の雪道が貼られたら動けない、ドラピオンVが出てきたら何もできない——そういった「このデッキの限界」が初めて痛感できた夜だった。あれから手を加えていくなかで少しずつわかってきたことがある。改造に優先順位があって、最初に入れるべきカードと後回しにしていいカードの順番が明確にある。20年以上ポケカをやってきた視点から、初心者向けに整理してみたい。

目次

まず「このデッキの骨格」を理解してから改造に入る

ミュウVMAXはベンチのフュージョンポケモンが持っているワザをコピーして使える。必要エネルギーが無色2個だけなので準備に時間がかからない。ゲノセクトVの特性「フュージョンシステム」で大量ドローができる速攻デッキで、フュージョンポケモンのワザを状況に合わせて選べるため対応力が高い。

ゲノセクトVの特性「フュージョンシステム」はこのデッキのドローソースになるので最大枚数の4枚採用が基本になる。フュージョンシステムという特性でこのデッキ全体を回していく。

最初に頭に入れておきたいのは「フュージョンシステムで手札を増やして、クロスフュージョンで臨機応変に攻撃する」という軸が、このデッキのすべてだということだ。改造案を検討するとき、この軸を太くするか、弱点を補うか、という2方向で考えると整理しやすい。

最優先で入れたいカード——パワータブレット

パワータブレットはフュージョンポケモンが使うワザの、相手バトルポケモンへのダメージを+30できる。どの対面でも使うので4枚採用が基本だ。

ハイクラスデッキに入っているパワータブレットの枚数が少ない場合、真っ先に追加したいカードがこれだ。クロスフュージョンでコピーしたワザの火力が全部+30になる。270ダメージが300になる、220ダメージが250になる——この30という数字が実戦でどれだけ大事かは使い込めばすぐわかる。倒せそうで倒せなかった相手ポケモンが、パワータブレット1枚で届くようになる。4枚ちょうど揃えることを最初の目標にしたい。比較的安価で入手しやすく、初心者がコスト的に組みやすいカードでもある。

あるジムバトルでパワータブレットを2枚しか持っていない状態で出た。試合中に「あと30あれば倒せた」という場面が2回来て、どちらも取れなかった。帰り道に「パワータブレット4枚は必須だ」と確信した試合だった。

2番目に優先すべきカード——バケッチャ

バケッチャの採用も雪道対策として有効だが、ベンチを埋めるというデメリットがあまりにも大きすぎる。また、雪道ツツジされたときのためにボール系を温存しなければならず、デッキを掘り進めることができないのも辛い。バケッチャの採用はデッキの大幅なパワーダウンにつながってしまう。

正直なことを言うと、バケッチャは「入れたくないが入れないともっと辛い」カードだ。頂への雪道が出てくるとゲノセクトVのフュージョンシステムが止まって、このデッキは何もできなくなる。バケッチャのバケツバンドでスタジアムをトラッシュできるため、雪道問題への現実的な解答として採用するしかない。

ベンチ枠を1つ使うデメリットと、雪道対策を持てるメリットを秤にかけたとき、大会環境では雪道が当たり前に入っているため採用しないと勝ちにくくなる。1〜2枚から試して、雪道と当たる頻度を見ながら調整するといい。

メロエッタ——このカードが弱いデッキは別のデッキと思っていい

ワザ「メロディアスエコー」が非常に強力で、非V・exのポケモンでありながら最大280ダメージを出せる。ミュウVMAXでメロディアスエコーを使用しても強い動きと言える。

メロエッタは初心者の人が軽視しがちなカードだが、このデッキの重要な柱だ。ベンチのフュージョンポケモンの数×30ダメージというワザで、6体並べれば280ダメージになる計算だ。倒されてもサイドを1枚しか取られないため、相手が処理したがらない厄介な存在にもなる。

「メロエッタをどこに置くか」と「何体のフュージョンポケモンをベンチに並べられているか」がそのままクロスフュージョンの最大打点に直結する。デッキにメロエッタが何枚入っているか確認して、少なければ2枚まで増やすことを検討したい。

フュージョンエネルギーとダブルターボエネルギー——エネルギー配分の見直し

初心者がよくやるのが「基本超エネルギーを多く入れすぎる」ことだ。このデッキではフュージョンエネルギーとダブルターボエネルギーが特殊エネルギーとして大きな役割を担っている。

フュージョンエネルギーはつけたポケモンが特殊状態にならず、すでについている特殊状態を回復する効果がある。ダブルターボエネルギーは無色2個ぶんとして使えるが、つけているポケモンのワザの打点が-20される。

パワータブレットが手元にない状態でダブルターボエネルギーを使うと打点が20下がるため、パワータブレットとダブルターボエネルギーはセットで考える必要がある。このあたりの計算が身につくと、デッキ改造の方向性が見えやすくなる。

ウッウロボ——引けたら強いが最初から4枚揃えなくていい

ウッウロボはコインが表なら好きなカードを手札に加えられる。引けたら強いが、初期投資としてはコスト面も考えるとまず他のカードを揃えることを優先したほうがいい場合もある。

ウッウロボはコインが表を出せば好きなカードを持ってこられるため、デッキの安定性を高める優秀なグッズだ。しかしコスト面で少し高くなることもあるため、まずパワータブレットとバケッチャを揃えてから手を出すほうが改造の効率がいい。0〜2枚から試して、試合中に「ここでウッウロボがあれば」という場面が頻繁に来るようなら追加を検討する、という順番がおすすめだ。

ロストスイーパー——頂への雪道だけでなくどうぐも消せる

ロストスイーパーはポケモンのどうぐかスタジアムをロストゾーンに送れる汎用グッズだ。頂への雪道に加えて、相手がつけているこだわりベルトや大きなおまもりを剥がす使い方もできる。

ロストスイーパーはポケモンのどうぐとスタジアムをロストできる。頂への雪道対策として、バケッチャと合わせて採用する。

バケッチャとロストスイーパーの両方を採用することで、雪道への対処手段が増えて安定感が上がる。最初はバケッチャ1〜2枚とロストスイーパー1〜2枚という少ない枚数から始めて、雪道に当たる頻度と手への来やすさを確認しながら増減させていくといい。

トレッキングシューズの有無を確認する

トレッキングシューズは山札を掘り進められる。必要パーツを集めやすくなる。

手頃なグッズで山を薄くしながらフュージョンシステムで大量ドローする動きを支えるカードだ。無料で追加できるドロー補助として機能し、手札の不要牌を山に戻しながら次のカードを引くリズムを作れる。デッキにトレッキングシューズが少ない場合、2〜3枚追加するだけでデッキの回転が体感できるくらい改善されることがある。

初心者が陥りやすい改造の失敗パターン

入れ替えカードを削りすぎる

テクノバスターを使った後の反動で動けなくなる場面、ゲノセクトVがスタートしてしまった場面——こういうときにポケモンいれかえとあなぬけのヒモが機能する。コスト削減のためにこの2種を減らすと、逃げられない場面が増えて試合の動きが硬直する。最低でも合計4枚は確保したい。

手札が少ないと「フュージョンシステムで引ける量が減る」ことを忘れる

フュージョンシステムはゲノセクトV1体につき、フュージョンエネルギーがついたフュージョンポケモンの数まで引ける。手札が少ないほど多く引けるように見えるが、実際は手札にエネルギーや使えないカードが溜まっていると引ける量が減る。ハイパーボールで不要牌を捨てながら動くセンスを身につけることが、このデッキを使いこなすうえでの技術的な核心で、カードを改造するより先にこの動き方を練習したほうがデッキの強さを引き出せる。

段階別の改造の優先順位まとめ

最初の段階として、パワータブレットを4枚に揃えること、バケッチャを1〜2枚追加すること、ロストスイーパーを1〜2枚加えること——この3点が最初の改造で優先すべき内容だ。比較的コストがかからず、実戦で即効性が高い。

次の段階として、メロエッタの枚数を2枚に揃えること、ウッウロボを1〜2枚追加すること、エネルギー配分の見直し——ここまで進めると大会でも十分勝負できる構成になってくる。

ドラピオンVへの対処は少し難しいテーマで、キャンセルコロンやロストシティを採用する方法があるが、枠の兼ね合いで悩む場面も多い。最初はドラピオンVに当たったらある程度割り切る、という考え方でもいい。まずは確実に動けるデッキにすることのほうが大切だ。

このデッキの面白さは、ゲノセクトVのドローで手札を整えながら「今一番刺さるワザをコピーして使う」という判断の連続にある。改造によって動きの安定感が増すほど、その判断を楽しめる余裕が生まれてくる。

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この記事を書いた人

「トレカを始めたいけど、どれが自分に合うのか分からない」という初心者・大人世代のための比較ガイドです。
ポケモンカード、ワンピースカード、マジック:ザ・ギャザリングなど、主要なトレカのルール難易度、初期費用、将来性を50歳の運営者がフラットに徹底比較。
カードゲームの基本用語から、親子や同世代で楽しむためのコミュニティの探し方、資産価値としてのカードの守り方まで。
第二の人生を豊かにする「大人の知的ホビー」としてのトレカ選びをサポートします。

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