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サーナイトex相性の悪いカード徹底解説|弱点の構造から実戦的な対処まで

サーナイトexを初めてシティリーグで使ったとき、2ターン目に相手から「ごっつぁんプリファイ」を食らってサイドを3枚一気に持っていかれた。キルリアが2体ベンチに並んでいたこともあって、次のターンに追い打ちを受けてゲーム終了。「準備している間に終わった」という感覚で、デッキシートを折りたたみながらため息が出た。このデッキは序盤が根本的に弱く、その弱い時間帯を突かれると目も当てられない。20年以上デッキを握り続けてきた自分でも、このデッキを使うたびに「相性の悪いカードを知っておくこと」の大切さを痛感する。

目次

サーナイトexの急所を先に整理しておく

サーナイトexの特性「サイコエンブレイス」は自分の番に何回でも使えて、トラッシュから基本超エネルギーを1枚選び自分の超ポケモンにつける。ただしつけたポケモンにダメカンを2個のせるデメリットがある。主に非ルールポケモンをアタッカーにして戦う構成だ。

サーナイトexは立ち上がりが遅く、序盤に倒されるポケモンはどれもサイドを1枚しか取られないポケモンなので終盤に連続してサイド2のポケモンを倒すことで逆転する、というコンセプトのデッキだ。この前提が崩されるとなすすべなく負けてしまう。

このデッキの弱点は3つの軸に整理できる。1つ目はサイコエンブレイスを封じること、2つ目は序盤の弱さを徹底的に攻めること、3つ目はサイド逆転のプランそのものを潰すこと。相性の悪いカードはすべて、この3軸のどこかを正確に突いてくる。

頂への雪道——サイコエンブレイスを一枚で止める

特性封じがこのデッキに直撃する理由

サーナイトexの特性「サイコエンブレイス」を使えなくすることで、トラッシュから場のポケモンに超エネルギーをつけることができなくなる。特性を封じるカードとして頂への雪道がおすすめで、ロストスイーパーなどを使いスタジアムを剥がされることに注意が必要だ。

サイコエンブレイスが止まると、サーナイトexは超エネルギーを供給する手段を完全に失う。フワンテもサケブシッポも動けなくなり、場に並べた非ルールポケモンが置き物になる。普通の手張り1枚しかエネルギーを用意できない状態で、相手の攻撃を耐えながらサーナイトを進化させ続けるのはかなり苦しい。

サーナイトexのレギュレーション変更によって特性「リファイン」を持つキルリアが使えなくなり、超エネルギーをトラッシュに送る方法や山札を引き進める方法が以前と大きく変わった。大前提として「リファイン」のキルリアがいなくなったことでデッキの安定感が常に課題となっている。

リファインの喪失でデッキパワーが落ちていた時期と重なって、頂への雪道への耐性がさらに薄くなった時期がある。ロストスイーパーやナカヨシポフィン経由での山掘りが以前ほど潤滑でないため、雪道を貼られたターンに即座にスタジアムを剥がす手段を引けずに詰まることが増えた。

サーナイト側の対処と限界

雪道への最善の対処はロストスイーパーで剥がすことだが、それを引けるかどうかが安定しない。かがやくゲッコウガの「かくしふだ」でエネルギーを落としながら山を掘れるため、まったく対処できないわけではない。ただし雪道が出た状態でかくしふだも動きにくい状況が重なると、盤面が止まるまでの時間が短い。

悪タイプ弱点——超タイプ全体への構造的な弱さ

サーナイトexの弱点タイプは悪で、悪タイプで構成されているデッキが有利に戦える。リザードンexデッキや他の悪タイプのポケモンはサーナイトexを簡単に気絶させられるので、これらのデッキ相手にサーナイトexを残しておくとサイドを2枚取られる原因となる。そのためサイコエンブレイスを使った後にフトゥー博士のシナリオで回収する動きが必要になる。

リザードンexデッキは明確に不利なマッチアップになる。リザードン側の手札事故を期待することが多く、手札事故を起こした場合にサケブシッポのワザ「ほえさけぶ」でヒトカゲを枯渇させてしまえば勝てる。カウンターキャッチャーで攻撃ができないポケモンを呼び出してバトル場に縛り、サケブシッポでベンチのホーホーやピジョットexを繰り返し狙うことで、リザードン側が停止するターンを無理やり作りに行くのが勝ち筋になる。

弱点が2倍になると、こちらが大事に育てたサーナイトexが一撃で消えていく。フトゥー博士のシナリオで回収する動きが有効とはいえ、それを引き込める保証はない。使うたびに「このターンにサイコエンブレイスを使って後退するか、温存してサーナイトを守るか」という択が毎番のように発生する消耗感は、このデッキ特有の重さだ。

テツノカイナex——ごっつぁんプリファイで一気にサイドを押し広げる

こちらの準備ができていないうちに「ごっつぁんプリファイ」を使われると、2ターンでサイドを4枚取られて挽回不可能な状況になる。これと同様に難しいのがオーガポンいどのめんexの「げきりゅうポンプ」で、一生懸命立てたキルリアを2枚同時に倒されると残された道は死あるのみと評されるほど、序盤の展開を根こそぎ破壊される。

ごっつぁんプリファイはたねポケモンを倒したとき追加でサイドを1枚取れる効果で、これを連発されるとサイドレースが追いつかなくなる。サーナイトデッキの序盤はラルトスやキルリアといったたねポケモンや1進化ポケモンが並ぶ時間帯が長く、ここをテツノカイナexに狙われると2ターンで4枚のサイドを取られることが現実に起きる。

テツノカイナexの「ごっつぁんプリファイ」でやられるとサイドを1枚多く取られてしまう。勇気のお守りをつけて耐久力を上げ、やられたらキチキギスexの「さかてにとる」で必要なカードを引く対処が推奨される。

実戦でごっつぁんプリファイを2回食らったとき、こちらのサイドは0枚しか取れていないのに相手は4枚取っていた。逆転するには次のターンからサイドを4枚取り返す必要があって、計算上ほぼ不可能だった。その試合は白旗を揚げるしかなかった。

ワザマシンデヴォリューション——進化ラインを根こそぎ退化させる

サーナイトexは2進化ポケモンのため、進化元のキルリアやラルトスの時点で倒してしまうのが有効だ。また2進化デッキなのでワザマシンデヴォリューションも有効で、このカードは採用するデッキを問わないうえにリザードンex以外の進化デッキにも効果的なため採用しやすい。

ワザマシンデヴォリューションは場の進化ポケモンを強制的に退化させ、退化した際にHPを超えるダメカンがのっているポケモンはきぜつする。サーナイトexはサイコエンブレイスのデメリットでダメカンが積み上がる構造を持つため、退化させた瞬間にダメカン超過できぜつする場面が出てくる。サーナイトex自身だけでなく、ダメカンの乗ったキルリアも退化と同時に消える。

このカードが恐ろしいのは、特定のデッキへのメタカードという性格よりも、汎用グッズとして様々なデッキに自然に採用できる点だ。「そういえばあのデッキにデヴォリューション入ってたっけ」という状況で食らうと、対策を考えていなかった自分を呪うことになる。

ダメカンの蓄積を逆用する妨害——ジャミングタワー

ジャミングタワーでサーナイトexデッキの主力カードである「勇気のお守り」が無力化される。ジャミングタワーで勇気のお守りが無力化するとHPが減り、勇気のお守りで補っていたダメカンがのってきぜつしてしまう。

サーナイトデッキにおける勇気のお守りの役割は非常に大きく、フワンテやサケブシッポのHPを底上げしてダメカンを大量に乗せながら生き残れるようにする設計になっている。ジャミングタワーでその道具の効果が消えると、いままで耐えていたポケモンが急にきぜつラインに達する。スタジアムを上書きする手段が間に合わなければ、次のターンに盤面が一気に崩れる。

キルリアとラルトスへの直接攻撃——進化を許さない圧力

サーナイトexは2進化ポケモンのため、進化元のキルリアやラルトスの時点で倒してしまうのが有効だ。ベンチのラルトスやキルリアをバトル場に入れ替えるカードとして、ブラッキーVMAXの特性「ダークシグナル」、ボスの指令、あなぬけのヒモが有効だ。

サイコエンブレイスはトラッシュから超エネルギーを1枚つけるとデメリットとしてダメカンを2個乗せないといけない。そのためダメカンを乗せてHPが少なくなったバトル場のポケモンや、ベンチポケモンを狙っていくことが有効だ。

ボスの指令でベンチのキルリアを呼び出して倒す動きは、サーナイトデッキの使い手が最も嫌う展開のひとつだ。キルリアはサーナイトexへの進化元であると同時に、ドローサポートの役割も担っている場合がある。これを序盤に1〜2体取られてしまうと、サーナイトexが立たないままゲームが進んで選択肢が大幅に減る。

テツノイバラex——特性ロックで動きを根本から止める

サーナイトexデッキは序盤はクレッフィやハバタクカミが戦い、最後にフワンテやサケブシッポが戦うという流れになる。かがやくゲッコウガを入れたスタンダード型では、かがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」でトラッシュの超エネルギーを増やしながら手札も増やすことができる。

テツノイバラexの「イニシャライズ」はルール持ちポケモンの特性を封じる。サーナイトexの特性サイコエンブレイスが止まるだけでなく、かがやくゲッコウガのかくしふだも機能しなくなる。トラッシュに超エネルギーを溜める手段と、トラッシュからつける手段の両方が同時に封じられる。さらにテツノイバラexは雷タイプなので弱点の問題も存在しない。

ただし、サーナイトデッキ側にはハバタクカミやクレッフィを自分で採用している関係で、テツノイバラexのイニシャライズとの相互作用には注意が必要だ。テツノイバラexがバトル場にいると、自分が採用したハバタクカミも機能しなくなる場面が出てくる。

ドラパルトexのファントムダイブ——広域ダメカンで盤面を崩す

序盤から攻撃できるデッキのひとつにドラパルトexデッキがある。2ターン目からドラパルトexのワザ「ファントムダイブ」を使用された場合、バトル場に200ダメージとベンチポケモンにダメカンを6個好きなようにのせることができる。

ファントムダイブは盤面全体にダメカンを散らばせるため、サイコエンブレイスですでにダメカンが乗っているポケモンに追加でのせると、一瞬でHPの限界に達するポケモンが出てくる。勇気のお守りで耐久を上げていても、ジャミングタワーが絡んだり、ファントムダイブが複数回通ったりすると対処が追いつかなくなる。ドラパルトex対面ではクレセリアの「ムーンライトリバース」でダメカンを送り返す動きが有効だが、それを準備するためにも時間がかかる。

手札干渉——2進化完成前の弱い時間に刺さる

ダメカンを大量に乗せても良いようにHPアップの道具をつけて上限を上げてから限界までつける動きがあるが、ロストスイーパーで道具を剥がすだけでサイド1枚取れることもある。

サーナイトデッキは序盤から中盤にかけて、サーナイトexを場に立てる前の準備段階がある。この時間帯にナンジャモやジャッジマンで手札を削られると、必要なカードを引く前にターンが進んでしまう。特にラルトスをキルリアに進化させ、さらにサーナイトexに進化させる、という多段階の要求がある構造上、手札が細い状態でのターンロスは他のデッキより痛い。

サーナイトexのデッキはグッズ「カウンターキャッチャー」で相手のポケモンをバトル場に縛りながら、サケブシッポでベンチのシステムポケモンを狙っていく動きが有効だが、序盤のサーナイtex進化前は相手のペースに引っ張られやすい。

実戦で学んだ二つの失敗

ごっつぁんプリファイを甘く見た試合

大会予選でテツノカイナex入りのルギアデッキと当たった。こちらはキルリアを2体ベンチに並べて次のターンにサーナイトexを完成させるつもりだった。相手の先攻2ターン目、テツノカイナexが出てきてごっつぁんプリファイ。キルリア1体とラルトス1体が消えてサイドを2枚取られた。返しのターンにさらにもう1発。合計4枚。このデッキに対してマナフィを出して守ることを序盤から意識していなかった自分のミスで、そのことに気づいたのは帰り道だった。

雪道を貼られて止まった試合

ジムバトルでリザードンexデッキと当たって、2ターン目に頂への雪道を張られた。ロストスイーパーを持っていなかったわけではないが、その時点で引けていなかった。かくしふだでも超エネルギーを落とせない状態が続き、サーナイトexを立てても機能しないまま次のターンに悪リザードンexにワンパンされた。その後の手札に雪道を剥がせるカードが来たときにはもう手遅れで、サーナイトexが倒されてサイド2枚を取られていた。準備の順番を間違えた一例で、雪道対策を先に握らないと動けなくなる展開があることを改めて学んだ。

サーナイト側が持つ回答手段

相性の悪いカードが多い中でも、このデッキには対処策が内包されている。

リーリエのピッピexの特性「フェアリーゾーン」でタケルライコexやドラパルトexの突破を容易にする。デッキ内にはピッピexよりも優秀なワザを持つポケモンが多いため、ピッピexはアタッカーとしての役割を担わない構成になっている。

サーナイトexのデッキは様々なアタッカーを使い分けて戦うため、相手のデッキに応じてメタカードを採用することで相性を改善できる。ただし採用するカードによってデッキの安定感が変わるため、何枚採用するか慎重に選ぶ必要がある。

勇気のお守りで耐久を底上げしてダメカンを積み、フワンテやサケブシッポで一気にサイドをまくる終盤の爆発力はこのデッキ随一だ。相性が悪いカードをケアしながらそのプランを実現するには、デッキ60枚の中の何枚を対策に割くか、という判断が毎回問われる。相性の悪いカードを知っているかどうかで、その配分の精度がまったく変わってくる。

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この記事を書いた人

「トレカを始めたいけど、どれが自分に合うのか分からない」という初心者・大人世代のための比較ガイドです。
ポケモンカード、ワンピースカード、マジック:ザ・ギャザリングなど、主要なトレカのルール難易度、初期費用、将来性を50歳の運営者がフラットに徹底比較。
カードゲームの基本用語から、親子や同世代で楽しむためのコミュニティの探し方、資産価値としてのカードの守り方まで。
第二の人生を豊かにする「大人の知的ホビー」としてのトレカ選びをサポートします。

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