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サーフゴーex相性の悪いカード完全解説|弱点の構造から実戦の影響まで

サーフゴーexを使っていて一番気持ちいい瞬間は、ゴールドラッシュが相手のHPにぴったり届いたときだ。手札のエネルギーを計算して、ちょうど倒せる枚数をトラッシュする。無駄なく決まったときの爽快感はこのデッキ特有のもので、青天井という言葉の意味を指先で実感できる。しかし同時に、このデッキには嫌なカードがはっきりと存在する。トラッシュのエネルギーが回収できない、ボーナスコインが止まる、手札のエネルギーが干渉で消えるこれらが重なった瞬間に、デッキが急に動かなくなる感覚は使っていれば必ず味わう。

目次

サーフゴーexデッキの弱点を生み出す構造

サーフゴーexはシステム兼アタッカーの二刀流のポケモンで、特性「ボーナスコイン」で山札を1枚引き、バトル場にいる場合はさらに1枚引ける。ワザ「ゴールドラッシュ」は手札の基本エネルギーをトラッシュした枚数×50ダメージを与える。

サーフゴーexの最も手痛い弱点としては、テツノイバラexの特性ロックや、スボミーのワザ「むずむずかふん」の効果であるグッズロックといった妨害戦術だ。スボミーのグッズロックは特にサーフゴーexデッキには刺さるカードとなっている。

弱点の構造は3本の柱で成り立っている。エネルギーの補充手段を断つ、ボーナスコインを止める、非ルールポケモンでサイドレースを歪める——この3点のどれかに刺さるカードが、そのまま相性の悪いカードになる。

リククラゲ——スーパーエネルギー回収をピンポイントで無効化する

ねんきんコロニーがデッキのエネルギー循環を止める

リククラゲの特性「ねんきんコロニー」により、トラッシュにあるカードが特性やトレーナーズで手札に加えられなくなる。ピンポイントでスーパーエネルギー回収をメタっていると言って差し支えないポケモンで、ポケストップもメタっている。一度トラッシュに落として回収するという手順のため。わりとどんなデッキにも入るカードだ。

そんなスーパーエネルギー回収をメタれれば、サーフゴーexデッキは突破できる。

サーフゴーexのゴールドラッシュは手札から基本エネルギーをトラッシュするため、毎ターン攻撃するたびにエネルギーが消えていく。これを補填するのがスーパーエネルギー回収で、トラッシュから4枚まで基本エネルギーを手札に戻せる。このループが止まると、数ターンでエネルギーが枯渇して火力が出なくなる。

リククラゲはHP120の草ポケモンで、ベンチにいるだけでこのループを遮断する。大地の器も、おじょうさまも、トラッシュから手札に加える効果を持つカードはすべて機能しなくなる。

実戦でリククラゲをベンチに出されたとき「え、何これ」と思って試合後に調べた記憶がある。スーパーエネルギー回収が使えない、という状況が実際どれだけ深刻かを体感してから初めてこのカードの恐ろしさが理解できた。それ以来、リククラゲが採用されているデッキとの対面では序盤に倒す手段を必ず確保しておくようにしている。

トラッシュのエネルギーを毎ターン回収する必要のあるサーフゴーexにとって致命的なメタとして働く。

頂への雪道——ボーナスコインを一枚で封じる

サーフゴーexが手札にエネルギーを効率よく準備できないように、頂への雪道で特性を封じてしまおう。

ボーナスコインはルール持ちのポケモンの特性だ。頂への雪道が貼られると、サーフゴーex全員のボーナスコインが止まる。毎ターン複数枚引けていたドローが0になり、手札補充の手段がサポートだけになる。

サーフゴーexは非ルールのポケモンがアタッカーとなるデッキが環境に多いと立ち位置が悪くなる。

頂への雪道で特性を止めながら手札干渉を重ねる動きが、このデッキに対して最も効果的な妨害の形だ。ボーナスコインが止まった状態でナンジャモやジャッジマンを打たれると、せっかく準備した手札のエネルギーが山札に戻り、再びゴールドラッシュの火力を確保するまでに時間がかかる。

ただし、サーフゴーex側もこの弱点を理解したうえでロストスイーパーやスタジアムの張り替えで対処できる構成にしているデッキが多い。頂への雪道を1枚貼っただけで満足していると、すぐに上書きされて終わる。雪道を機能させるには同じターンに行動を重ねる必要があるという認識が対策側には必要だ。

手札干渉——準備したエネルギーを山に戻す

サーフゴーexは序盤から大地の器やおじょうさまを利用して手札にエネルギーを加える。ナンジャモやジャッジマンを最適なタイミングで使用すれば、相手が準備した手札のエネルギーを山札に戻すことが可能だ。

ゴールドラッシュで高ダメージを出すには、一度のワザで5〜7枚のエネルギーを手札に用意する必要がある。これを1ターンかけて大地の器やおじょうさまで集めていたところに、手札干渉でまとめて山に戻される。次のターンにまた集め直すところから始まり、その間に相手は盤面を整えてくる。

手札干渉が弱点のデッキではあるが、特性「ボーナスコイン」で手札干渉をもろともしない盤面作りをしましょう。サーフゴーexが盤面に複数体いるのであればその数ぶん特性を使えるので、手札干渉に強くなる。

サーフゴーexが複数体並んでいれば、手札干渉された後でもボーナスコインで回復できる。しかし雪道と手札干渉が同時に来ると、ボーナスコインも止まったままエネルギーも山に戻り、完全な手詰まりになる。この複合状態が一番苦しい。

スボミーのグッズロック——エネルギー補充の手段を全部封じる

スボミーのワザ「むずむずかふん」のグッズロックは、特にサーフゴーexデッキには非常に刺さるカードとなっている。

大地の器も、スーパーエネルギー回収も、エネルギー転送PROも、全部グッズだ。スボミーのむずむずかふんでグッズが使えなくなる1ターンは、エネルギーを手札に集める手段が消滅するターンだ。サポートだけで動かなければならず、その番のゴールドラッシュがほとんどの場合低火力になる。

しかもスボミーのグッズロックは毎ターン使い続けることができる。サポートやワザで倒さない限り、ずっとグッズが使えない状態が続く。序盤にスボミーが出てきた場合、急いでスボミーを処理する優先順位を上げる必要が出てくる。

サーナイトexデッキ「搦手の極み」に対して勝ち筋が薄い

サーフゴーデッキは搦手に弱く、その搦手の極みのようなサーナイトには基本勝つことはできない。サーナイト勝とうとすると構築が歪み、他のマッチアップへの勝率にも影響してくる。サーナイトに対するメタカードをこれでもかと詰め込んだとしても、五分になるかどうかすら怪しい。

サーナイトexデッキが環境にいると、サケブシッポなどの非ルールアタッカーで攻めて来られるため戦いづらい。ハッサムとの組み合わせでサイドレースを五分に持ち込むことはできるが、それでも相性は微不利といったところだ。

サーナイトexデッキは非ルールポケモンを主軸にしているため、サーフゴーexが倒しても1枚ずつしかサイドが取れない。こちらのサーフゴーexが倒されると2枚取られる。この非対称な交換が続くと試合の後半に追いつけなくなる。

さらにミミッキュのしんぴのまもりでexからのダメージが防がれる場面もあり、ゴールドラッシュが通らない壁が立ちはだかる。フトゥー博士のシナリオでダメカンが乗ったサーフゴーexを手元に戻してサイドを取らせないプレイがこのデッキの対策になるが、それだけで逆転できるほど相性差が小さくない。

オーガポンいしずえのめんexダメージを一切受けない完封

アタッカーをサーフゴーexだけの構築にすると「オーガポンいしずえのめんex」にダメージが通らず詰んでしまう。

オーガポンいしずえのめんexの特性は、ルール持ちポケモンexからのワザのダメージを受けない効果を持つ。サーフゴーexはexポケモンのため、ゴールドラッシュが一切通らない。

exポケモンを採用していないデッキを探す方が難しい現行の環境では刺さらない局面がないほどの強烈なメタカードだ。

これを突破するためにはハッサムやストライクのような非exのサブアタッカーを採用する必要がある。サーフゴーex単体で戦う構築ではこの対面で完全に詰むため、デッキ構築の段階からオーガポンいしずえのめんexへの対処手段を組み込んでおくことが必須になる。

炎弱点サーフゴーexのタイプが直接影響する

サーフゴーexの弱点は炎タイプで、草タイプ抵抗を持つ。

炎タイプのアタッカーを多く採用したデッキと対面すると、サーフゴーexが弱点で倒されるリスクが上がる。HP260のサーフゴーexは炎弱点の2倍ダメージを受けると、比較的低い打点でも倒されてしまう。リザードonexデッキはバーニングダークが炎タイプのワザで、弱点を突かれることになる。

こういった非ルールカードにも弱いため、サーフゴーexはリザードンexとはかなり相性が悪い。

リザードンex対面の苦しさは弱点だけの話ではない。サヨノワールのカースドボムで事前にダメカンを乗せてからバーニングダークで倒してくる動きに対して、フトゥー博士のシナリオで逃げ切ることが実質的な対抗手段になる。

シロナのガブリアスexHP400という途方もない壁

サーフゴーexデッキはシロナのガブリアスexデッキと相性が悪い。シロナのガブリアスexはシロナのパワーウエイトでHPが上がり400になる。HPが400になるとゴールドラッシュで倒すためのエネルギーは合計8枚必要で厄介すぎる。

手札に基本エネルギーを8枚用意するのは、1ターンでは非常に難しい。しかも使い終わったエネルギーはトラッシュに落ちて、次のターンにスーパーエネルギー回収で戻す必要がある。その回収手段をリククラゲで止められたり、手札干渉で散らされると攻撃の準備が整わないまま何ターンも過ぎていく。高耐久ポケモンとの対面はゴールドラッシュの青天井が機能するはずなのに、エネルギー管理の限界に先に当たってしまう。

実戦での失敗談

リククラゲに気づかずエネルギーが枯渇した試合

シティリーグの予選で、相手が序盤にリククラゲをベンチにそっと置いた。自分はそれに気づかずスーパーエネルギー回収を使おうとしたら、使えない。大地の器でトラッシュから回収しようとしても、駄目。エネルギーを補充する手段が軒並み止まっていた。手张りとおじょうさまだけで動き続けた結果、4ターン目にはゴールドラッシュが1枚か2枚のエネルギーしか用意できず、50〜100ダメージしか出せない状態になった。相手のポケモンが倒せないままターンを返し続けて、最終的にサイドを取り切れずに負けた。

帰り道に気づいたのは「リククラゲを見た瞬間に優先して倒しに行くべきだった」という当たり前の事実だった。ペパーでボスの指令を持ってきてリククラゲを呼べた場面が序盤にあったのに、攻撃の優先順位を見誤った。

ビワでスーパーエネルギー回収を落として勝った試合

逆に上手くいった経験もある。ジムバトルでサーフゴーexと向き合ったとき、相手の手札にスーパーエネルギー回収が2枚見えた。序盤にビワを使って2枚とも落とした。その後相手はエネルギー補充が大地の器だけになり、毎ターンのゴールドラッシュの火力が安定しなくなった。途中でスーパーエネルギー回収を引かれたが、2枚目を再度ビワで落とせた試合は結果的に勝ちを拾えた。

相手の手札を見て、その中にあるグッズを2枚トラッシュできる。これによりスーパーエネルギー回収を落とし、使わせないようにする。

ビワは使うタイミングが難しいカードだが、サーフゴーex対面では「スーパーエネルギー回収を落とせるかどうか」を基準に判断するのが一番わかりやすい使い方だと感じている。

サーフゴーex側が持つ対処手段

対して非ルールのポケモンがアタッカーとなるデッキが環境に多いとサーフゴーexデッキの立ち位置は悪くなる。ハッサムとの組み合わせでサイドレースを五分に持ち込むことはできる。

フトゥー博士のシナリオでダメージを受けたサーフゴーexを回収することができれば勝ちに近づく。先にサイドを2枚先制したり、ヨノワールやトゲキッス等でサイドの取得スピードを加速させるしか勝ち目はない。

リククラゲへの対処はボスの指令で早めに呼び出して倒す、頂への雪道にはロストスイーパーで剥がす、手札干渉にはサーフゴーexを複数体並べてボーナスコインで耐える——これらを構築段階から意識しながらデッキを組めるかどうかが、サーフゴーexを大会で使いこなすための分岐点だ。相性の悪いカードを把握しておくことで、デッキレシピの中の「何のための1枚か」という問いへの答えが自然と見えてくる。それが50歳になった今でも、デッキを組むときの一番の楽しみだと感じている。

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この記事を書いた人

「トレカを始めたいけど、どれが自分に合うのか分からない」という初心者・大人世代のための比較ガイドです。
ポケモンカード、ワンピースカード、マジック:ザ・ギャザリングなど、主要なトレカのルール難易度、初期費用、将来性を50歳の運営者がフラットに徹底比較。
カードゲームの基本用語から、親子や同世代で楽しむためのコミュニティの探し方、資産価値としてのカードの守り方まで。
第二の人生を豊かにする「大人の知的ホビー」としてのトレカ選びをサポートします。

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